渋滞、かたぶい、乾燥待ち。沖縄の現場は「塗っていない時間」にお金がかかる
朝、いつもより少し早く会社を出た。
ところが、道路はすでに渋滞。
ようやく現場に到着し、道具を下ろして養生を始める。
「さあ、塗ろう」
そう思った頃には、空の色が少し怪しくなっている。
そして、突然のかたぶい。
慌てて材料や道具を片づけ、雨が止むのを待つ。
気がつけば、ローラーを持っていた時間より、持っていなかった時間の方が長い。
沖縄の塗装現場では、決して珍しい話ではありません。
沖縄の現場は、移動するだけでも時間がかかる

沖縄の渋滞は、現場で働く人にとって避けて通れない問題です。
沖縄総合事務局も、那覇都市圏を中心に渋滞によって多くの時間が失われている状況を公表しています。
(⇒沖縄県における渋滞損失時間に関する分析結果)
現場へ向かう時間。
足りない材料を買いに戻る時間。
再び現場へ戻る時間。
車が動いていない時間にも、人件費、燃料費、車両費は発生しています。
材料を一つ忘れただけで、午前中の予定が大きく変わってしまうこともあります。
晴れていても安心できない、沖縄のかたぶい
沖縄の夏は、朝から晴れていても、急に局地的な強い雨が降ることがあります。
沖縄ではおなじみの「かたぶい」です。
沖縄気象台も、カタブイをもたらす積乱雲は短時間で急に発達する特徴があると説明しています。
(⇒沖縄本島の陸上で発生する不安定性降水(方言:カタブイ)について)
隣の地域は青空なのに、現場だけ大雨。
そんなこともあります。
もちろん、雨が降りそうだからといって、乾燥を待たずに次の作業へ進むことはできません。
塗料には、それぞれ必要な乾燥時間があります。
乾燥が不十分なまま次の工程へ進むと、塗膜の膨れや剥がれ、ツヤの違いなどにつながる可能性があります。
塗膜とは、塗料が乾燥してできる薄い保護層のことです。
建物を雨や紫外線から守る大切な部分だからこそ、必要な乾燥時間を勝手に短くすることはできません。
塗っていない時間にも、コストは動いている
塗装工事の費用というと、塗料代や実際に塗る時間だけを考えがちです。
しかし、現場のコストはそれだけではありません。
- 養生をする時間
- 材料を準備する時間
- 塗料を混ぜる時間
- 乾燥を待つ時間
- 道具を洗う時間
- 足場や高所作業車を使用する日数
- 雨で中断し、翌日にもう一度準備する時間
ローラーが止まっていても、時計とコストは止まりません。
例えば、3人が1時間作業を待てば、現場では合計3人分の1時間が使われます。
一つひとつは短く見えても、工事全体では大きな差になります。
削るべきなのは、安全のために必要な時間ではありません。
重複している作業や、商品選びによって減らせる工程です。
工程を一つ減らすという考え方
アミコートは、プライマーと仕上げの機能を一つにまとめた1回塗りの塗料です。
プライマーとは、塗料をしっかり密着させるために最初に塗る下塗り材のこと。
仕上げとは、色やツヤを整え、建物を保護する最後の塗装です。
通常は別々に行う工程を一つにまとめることで、塗り重ねる回数だけでなく、工程と工程の間に必要な乾燥待ちや、翌日の再準備を減らせる可能性があります。
- 塗る回数が一つ減る
- 乾燥を待つ回数が減る
- 道具を準備し直す回数が減る
- 養生を設置しておく時間も短くできる
沖縄のように、渋滞、暑さ、かたぶいによって使える時間が変わりやすい現場では、この一工程の違いが大きくなります。
1回塗りは、何でも省略できるという意味ではありません
1回塗りだからといって、下地の確認や必要な補修まで省略できるわけではありません。
下地とは、これから塗装する壁や金属などの表面のことです。
サビ、汚れ、剥がれ、ひび割れなどが残ったまま塗っても、塗料本来の性能を十分に発揮できない場合があります。
使用する場所や下地の状態によっては、別の下塗りや補修が必要になることもあります。
だからこそ、1回塗りかどうかだけで商品を決めるのではなく、現場の状態を確認して選ぶことが大切です。
削るのは、必要な時間ではなく余分な工程
沖縄の渋滞を、塗料でなくすことはできません。
かたぶいを止めることもできません。
必要な安全確認や乾燥時間を、無理に削ることもできません。
それでも、塗料の選び方によって減らせる工程はあります。
安全確認は減らさない。
必要な下地処理も減らさない。
そのうえで、減らせる工程を見つける。
塗っていない時間にも、コストはかかっている。
だから私たちは、塗料の価格だけではなく、現場全体にかかる時間まで考えて商品をご提案します。
アミコートが使用できる下地や施工方法については、仲里ペイントへお気軽にご相談ください。



