DIYで一番難しいのは、塗ることじゃない

「自分で塗ってみたいんですけど、できますか?」

店頭で、こんな相談を受けることがあります。

スタッフが、「どこを塗りたいですか?」と聞くと、

「屋上なんですけど、塗料を買ってそのまま塗ればいいんですよね?」

という返事。

実は、DIY塗装で最初に迷うのは、ローラーの使い方ではありません。

何を、どの順番で、何回塗るのか。

ここなんです。

今日は、そんな視点からアミコートを考えてみます。

塗る前から迷ってしまう

初めて塗装する方にとっては、塗料選びからすでに難しく感じます。

下塗りは必要なのか。

水性と油性のどちらがいいのか。

錆止めは必要なのか。

何回塗ればいいのか。

プロにとっては当たり前の判断でも、DIYでは一つひとつが疑問になります。

「結局、何を買えばいいんですか?」

そう聞きたくなるのも当然です。

DIYは、作業より判断が難しい

実際にローラーで塗り始めると、

「思ったより楽しい」

という方も少なくありません。

でも、その前後には判断が必要です。

この下地にそのまま塗っていいのか。

どれくらい乾かせばいいのか。

もう一度同じ塗料を塗るのか。

別の材料が必要なのか。

工程が増えるほど、DIY初心者にとっては迷う場面も増えていきます。

そこでアミコートの1回塗り

アミコートの特徴の一つが、1回塗りです。

もちろん、すべての場所に何もせずそのまま塗れるという意味ではありません。

素材や下地の状態によっては、洗浄やケレン、錆止め、下塗りなどが必要になる場合があります。

でも、アミコートが適した下地で1回塗りができるなら、工程をかなりシンプルにできます。

ここでお客様から、

「じゃあ、1回塗ったら終わりなんですか?」

と聞かれることがあります。

私たちは、

「まずは塗りたい場所の状態を確認しましょう。そこに合えば、かなりシンプルにできますよ」

とお伝えします。

この「かなりシンプルにできる」ということが、DIYでは大きいと思います。

DIYでは、迷う回数が減ることにも価値がある

プロの現場なら、1回塗りは工期短縮や人工削減というメリットにつながります。

でもDIYでは、

迷う回数を減らせる。

ここにも大きな価値があります。

何を塗るのか。

何回塗るのか。

次は何をすればいいのか。

工程がシンプルになれば、

「自分には難しそう」

から、

「これならやってみてもいいかも」

へ少し近づきます。

「簡単」と「何でもできる」は違う

DIY向けに紹介するとき、「誰でも簡単にできます」

とは言いたくありません。

塗装は、下地の状態によって仕上がりが大きく変わります。

塗る場所によっては、プロに任せた方がいい場合もあります。

だからこそ、分からなければ、塗る前に相談してほしい。

写真を見せてもらうだけでも、ある程度確認できることがあります。

何を買うかより先に、

まず、その場所に何が必要なのかを一緒に考える。

塗料販売店だからできることだと思っています。

自分で塗れるかも、から始める

DIYの楽しさは、自分で考えて、自分で手を動かして、仕上がったものを見ること。

そして、

「自分でできた」

と思えることです。

最初から難しい工程がたくさんあると、そこまでたどり着く前に諦めてしまいます。

だから、工程をシンプルにできることには意味があります。

アミコートの1回塗りは、ただ塗る回数を減らすだけではなく、

DIYへの最初の一歩を、少し踏み出しやすくしてくれる。

そんな見方もあると思っています。